人と同じように、犬や猫にも高血圧が存在するのは、ご存知でしょうか?
人では診療の際血圧はルーティンに計測されていますが、あまり動物病院では計測されていないのは不思議だと思ったことはないでしょうか?
犬猫の場合、病院という環境だけで動物は緊張し、血圧が通常時よりも大幅に上昇してしまうケースが多く、正しい血圧(安静時)を測ることが難しい。
また技術的な問題として血管が細く、 振動の振幅が小さく、検出が難しい。
じっとしていないため、正確な測定がしにくく、また、毛に覆われているためカフが固定しにくい。
測定精度の誤差: オシロメトリック法(自動血圧計)では測定値に誤差が出やすく、正確な値を出すには熟練した技術が必要となる。
などの要因があり、正確な血圧測定が難しく、計測できたとしてもその値が正しい値なのか?という判断が難しく診療に生かされずに来ていました。
最近研究開発で、正確な値が測定できる測定機器が出てきて、徐々に日々の診療に生かされ始めています。
高血圧症は人の約90%は遺伝的素因に塩分の摂りすぎ、肥満、喫煙、飲酒、ストレス、運動不足といった生活習慣が複合して起こる「本態性高血圧」が原因とされていますが、犬・猫の高血圧の80%以上が、何らかの病気により高血圧が生じているとされています(2次性高血圧)。
わんちゃん・ねこちゃんの主な高血圧の原因疾患としては、
・腎臓病
・心疾患
・甲状腺機能亢進症(特に猫)
・副腎皮質機能亢進症(特に犬)
などが代表的です。
中でも、慢性腎臓病の併発疾患としての高血圧が多いとされています。
そのため定期的な血圧測定が重要になります。
現在詳しい解説をスタッフが作成中ですので、今後のブログの更新に期待ください。
今回当院でも最新の血圧測定器【フクダME 動物用血圧計Alivio BP200D】を新たに導入いたしました
高速・高精度な測定: 動物の速い脈動に対応した専用アルゴリズムを採用し、従来の機器よりも短時間で正確に測定でき、動物の恐怖やストレスを軽減します。
またオシロメトリックグラフの表示ができ、測定結果の信頼性の判断がしやすいのも魅力です。
日々の診療に活用し、治療精度を上げていきたいと思っています。
血圧測定にご興味のある方はスタッフまでお問い合わせください。
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