2015年07月02日

ニキビダニ症

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ニキビダニ症(毛包虫・アカラスともいう)

ニキビダニ症は毛包や脂腺内に多数寄生する事により発症する皮膚疾患であるが、犬には本来ニキビダニ(Demodex canis)が常在していますが、何らかの原因で宿主の免疫機能が低下する事で増殖し、発症の引き金になると考えられています。


ニキビダニ症も大きく分けて局所性と全身性に分けられ、どちらかによってその後の予後も治療方法も異なってきます。


診断は毛検査(毛を引き抜き顕微鏡で見る)や皮膚掻爬検査(皮膚の下まで引っ搔く)でニキビダニが確認できれば確定となりますが、ニキビダニは毛包内に寄生する事から特に毛検査が有用とされています。
ただ寄生数などによっては1回の検査で虫体を検出できない場合もかなりあり、診断に苦労する事も多いです。


局所性の限局的な発症は幼犬などで多く、未熟な皮膚バリアが要因となっているようです。
治療はあまり積極的な事を行わなくても成長に伴い3〜8週間ほどで自然治癒する事もあるようです。(病変が拡大しない場合)


全身性のニキビダニ症は、成犬では薬剤の使用による免疫抑制やストレスなどが要因となったり、老犬の場合では潜在的な内科疾患(癌や内分泌疾患など)が背景ににあったり加齢に伴う皮膚機能の低下なども素因となってる場合もあります。
全身性の場合には積極的な駆虫と潜在疾患の解明と治療が必要で長期の治療が必要になる場合が多いようです。


治療約としてはアミトラズ浴やイベルメクチン、ドラメクチン、ミルベマイシンなどが使用されるますが薬剤により効果や投与回数、副作用もそれぞれ異なるため症例に応じた選択と対応が必要となります。



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お知らせ
7月19日(日)は都合により12時までの診療とさせて頂きます。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します。



posted by kamiebetu at 17:54 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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