
結膜炎
結膜とは瞼の裏や眼球の表面(白目)を覆う膜
細菌やウィルス、アレルギーなどでこの膜に炎症がおこると白目が赤く
なる。

出血
目への打撲や外傷、目の中の血管が破れたり全身性の血液疾患による凝固
異常などにより目の中に出血があると目が赤くなることがあります。

緑内障による血管の怒張
緑内障(眼の圧力が上昇する病気)により角膜表面は浮腫を起こし白濁し、
眼圧上昇により目の表面の強膜の血管が圧迫され血管がうっ血。眼が赤く
見える。
角膜潰瘍やブドウ膜炎・緑内障・眼内出血などの病気は重篤な病気で治療が遅れると失明の危険性が非常に高い疾患です。
治療方法も難しく、一筋縄ではいかないことも多いです。
おかしいな?と思ったらひとまず早目の動物病院への受診をお勧め致します。
今回3回に渡って主要な目の病気についてお話ししましたが、単純に目が赤い・眼が白いと言ってもその原因には様々なものがあることをご理解していただけたのではないでしょうか?
目の病気は今回ご紹介した前眼房までの病気としても、他にも色々な病気もあり、更に網膜や視神経などの病気もあります。
詳細な検査や外科的な治療では眼科専門医さんへのご紹介と治療が必要な場合もございます。
日々の変化に注意され、早めに異変に気付けるようになると良いですね。
今回の記載がその一助になればと思います。
画像: 千寿製薬株式会社 犬猫の目の病気パンフレット
眼病カラーアトラス Inter Zoo より参照
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