眼はカメラにも例えられますが、外部からの画像をとらえ脳に画像を送り物を見えるようにするという高度な働きをする重要な器官です。
また小さい器官の中にも角膜や光彩、水晶体や網膜、視神経と複雑な構造をしているため一見同じような症状でも原因により治療方法は様々で、治療が遅れると失明の危険性のある病気も多数あります。
動物病院に患者様が来院される際の多い理由として目が赤いとか目が白くなったという見た目の変化に気づかれてのご来院が多いですが、目が赤い場合は単純な結膜炎と思われ様子を見られたり、白くなってくると白内障で老化疾患なので仕方がないと諦められていて診断が遅れる場合も多くみられます。
一見目が赤いという場合も、単純な結膜炎からブドウ膜炎、緑内障、眼球内出血や打撲など原因は様々です。
眼が白くなる場合も老年性の白内障の場合以外にも、角膜炎や角膜潰瘍、ブドウ膜炎や緑内障など緊急性のある重篤な疾患が潜んでいる場合もございます。
今回は3回に分けて、簡単ですが、主要な目の病気についてお話ししたいと思います。
皆様に理解して頂きやすい様に、目が赤い病気・白くなる病気に分けて記載してみたいと思います。
画像: 千寿製薬株式会社 犬猫の目の病気パンフより---------------
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