2022年08月23日

L-シスチンちゅーるタイプ forAIM

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猫にとって不治の病とされてきた腎臓病の治療薬として注目される「AIM」。現在、実用化に向けた臨床試験がスタートしようとしていて、獣医師も。愛猫家も実用化の期待が高まっています。
今回治療薬に先立ちAIMを活性化させるちゅーるが発売されました。


1度ダメージを受けた腎臓は回復することはなく、これまで対症療法しかなかった腎臓病に積極的な治療の可能性をもたらすAIMの発見は猫の腎不全の治療に新たな治療の可能性をもたらすと注目されてきました。



開発者は元東京大学教授で、現在一般社団法人「AIM医学研究所」を設立した宮崎徹先生。

AIMは血液中にあるタンパク質のひとつで、体内で生じるさまざまなゴミにくっつき、掃除する役目を果たしています。AIMが働かないとゴミが溜まり、腎機能の低下を招く引き金となる。
さらに動物のなかでも猫が極端に腎臓病にかかる率が高いことを知り、研究の結果、猫はAIMがほとんど機能していないことがわかりました

宮崎先生の研究では、実験的に生成したAIMを静脈注射することにより腎機能が速やかに改善し致死率が著しく低下し、急性腎不全治癒後も定期的医AIMを投与し腎臓のごみを掃除することにより慢性化の予防が期待されるそうです。

現在実用化に向けた臨床試験がスタートしようとしているが、順調にいったとして実用化までに最低2年はかかります。

その間何かできることがないかと考え、フードの発売に思い至ったそうです。

AIMを活性化するアミノ酸を配合し、腎臓の健康維持を目指すサプリメントです。
このアミノ酸はもとも人間用のサプリメントとして開発中の成分で、AIMを活性化させるエビデンスもとれていました。

早期に与えることで予防したり軽症時なら進行を抑制したりする効果が期待できるそうです。

治療薬としてのAIMが実用化するまで、この医療用のちゅーるが猫の腎不全の進行予防になにか寄与してくれたら嬉しいなと思います。


今回当院で採用したのは「動物病院専用のちゅーる」
市販でもAIMのちゅーるが発売されているようですが、病院用は一般向けの倍のL-シスチンが含有され、また乳酸菌も1000億個含有されているのが違いのようです。


残念ながらL-シスチンは単独では嗜好性が低いようで、ちゅーると1:1で混ぜて給餌するように推奨されています。

そのため当院では腎臓用に低リン・低ナトリウムの動物病院専用のエネルギーちゅーると2本セットになったタイプを販売することとしました。

ご興味のある方は受付前に製品を設置いたしましたので、スタッフまでお声がけください。



posted by kamiebetu at 16:03 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする