2016年03月05日

犬の逆くしゃみ

犬の逆くしゃみ(発作性呼吸・reverse sneeze syndrome)

逆さくしゃみってご存知ですか?発作性呼吸やreverse sneeze syndrome
とも呼ばれるますが、愛犬が突然豚が鼻を鳴らすようにフガフガと連続的に発作的な呼吸を起こします。
見ている飼主様からは非常に苦しそうに見え、呼吸が出来なくなるかも?喘息?発作?などと心配されご来院される事が多いです。


「逆くしゃみ」は小型犬や短頭犬種でよく起こると言われていて、最近人気のチワワやトイプードルなどが好発犬種と言われていますが、他のどんな犬種でも起こることがあります。(うちの愛犬はコーギーですがよく起こします)


原因としてはアレルギーが関与しているという説もあるようですが、今のところ明白な原因は判っておらず特発性と言われています。

通常のくしゃみは鼻に入った異物などを除去するために起こる鼻・口から発作的に空気を放出する反射運動ですが、「逆くしゃみ」は鼻孔から急速に連続的に空気をに吸い込みます。まるで犬がくしゃみを吸引しようとしているかのように見えるので「逆くしゃみ」とも言われています。

通常は数秒(長くても2〜3分)の短時間ですが、犬によっては1日に何回も起こしたり、治まった後も時間をおいて何度も繰り返す場合もありますが、何もしなくても自然に治まり犬が意識を失ったり、倒れたりなど重篤な状況に発展する事はありません。


短時間で治めるためには鼻をつまんだり、塞いだりして空気の流入を止めると良い。首の後ろのマッサージをする、背中にあるツボを押すと良いなど色々な説がありますがこれが決め手というのはなさそうです。
色々ためしてみると良いと思います。

通常の逆さくしゃみであれば自然に短時間で治まる事、特発性なので明白な治療方法もない事、重篤化する事はない事などから急いで病院で治療を行う必要もないと思いますが、鼻や気管の異物、気管狭窄や心疾患、肺の病気や発作など似たような症状をを呈する他の疾患が関与してる場合もありますので注意して下さい。


今回うちの愛犬の「逆さくしゃみ」の動画をアップしてみました。
見て頂けるとよく判りますが特徴的な姿勢や呼吸音などから区別する事は可能だと思います。
ご心配な場合はスマホなどで動画を撮って頂きお持ちいただけると判断しやすいかもしれません。







posted by kamiebetu at 10:10 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする